2017年03月24日

わたしはエスパーじゃない

「何故わたしのことをわかってくれないんだろう?」

わたしたちは、関係性の近い人達に自分をわかってもらいたいと願っています。しかし人はひとりずつ違うので、完全に自分を理解してくれる存在は自分以外にいません。
それでもわかってほしいんです。何故でしょうね。

わかってほしいと訴えることができる人はまだ良いのかもしれません。
例え自分の思うとおりに相手がわかってくれなくても、自分が「わかってほしい」と思っていることは伝えられます。相手によってはその欲求に応えようと頑張ってくれることもあるのかもしれません。もちろん他人同士が100%分かり合えることは無いのが現状(カウンセラーは『技術』として、受容と共感はできますが)なので、分かり合えているような『気分』かもしれません。

それでもわたしたちは日々、わかってほしいと切々と訴えます。
たまに相手から「あ〜わかるぅー」と返事をしてもらうと、何とも心地よいものです。

わたしが一番恐ろしいなと思うのは、自分の「わかってほしい」を訴えることはできないけど、相手に気持ちを先読みしてほしい『察してちゃん』です。なんだかすごく遠回りな暗号のような会話で自分の気持ちを伝えたり、非言語(表情や仕草など)で自分を表現しようとします。察してちゃんは、女子に多いと言われがちですが、結構男性も多いです。そして察することのできない相手を、カウンセリングの場では罵るほどに怒ってることも多々あります。そんなに察してほしいなら、ちゃんと言葉で告げればよいのにと思いますが、どうもそれが出来ないようです。

察してちゃんは、自分が思うように相手に察してもらえないことに常に怒っていますので、ちょっとしたことで拗ねたり、不機嫌になったり、口喧嘩になったり、愚痴をこぼしたり、悲観的になって泣き出したりするようです。
察してちゃんの相手をしているとぐったり疲れてしまうので、周りの人達は自然と離れていきます。そもそもネガティブオーラ全開な「察してちゃん」って、一緒にいて楽しくありません。なので察してちゃんはいつも孤独になります。
カウンセリングでは、親しい人が出来てもみんな離れて行ってしまうというお悩みはけっこう多いものです。そんな時、自分が「察してちゃん」になってないか今一度ご自身をチェックしてみてください。

そうゆうわたしも、察してほしいこともありますし、気付いてもらえたら嬉しいこともあります。
その意味でわたしたちは、誰もが「察してちゃん」なのかもしれません。
でも、わたしが思う「察してちゃん」は『あなたがわたしを察するのが当たり前で、あなたが察することができない(気づかない)からわたしは怒ってる』というスタンスで、なんだか上から目線な印象です。そしていつもぷんぷんしています。
カウンセリングの場でも「親が気付いてくれない」「恋人がわかってくれない」「友達が理解してくれない」と、察してもらえないことを嘆いて、自分の気持ちを伝える努力をしない方がとても多いものです。

わたしは「すみませんが、わたしはエスパーじゃないんですよ」とお伝えすることにしています。
このブログを読んで下さってる方の中にも、直にわたしにそう言われたことがある方もいると思います。
何故か『カウンセラー』という役割を持っている人は、クライエントの心理を簡単に見抜けると思われていることが多く、察することができると勘違いされてるんです。確かに仕事中、ある程度のプロファイルはしていますが、察することとは違います。

カウンセラーとしては、察してもらえないクライエントに対して、その嘆きを受容し共感するのが本来の役目なのかもしれませんが、そこに共感してしまっては、クライエントは一歩も成長することは出来ないし、私の心も不一致状態です(だってわたしは『察してちゃん』は理解できないので)
ですから「あなたはどうしたいの?」と質問します。
自分がしたいことは、ちゃんと伝えればよいのです。相手にしてほしいことも、伝えなければわかりません。
だってわたしたち、エスパーじゃないんですよ。察することを完璧にはできないんです。
そこから目を背けずに、自分の気持ちを言葉で表しましょう。
それができない原因がもしも心の中にあるならば、ちゃんとそれを見つめて、手放す作業が必要です。
カウンセリングとは、そんな作業をする場所なのです。少なくともわたしのカウンセリングルームはそうです。傷を舐め合う場ではないのです。

・・・・
当ルームを初めてご利用になる方の初回無料電話カウンセリング(40分間、通話料も無料)再開しました。ご予約状況によっては当日予約も可能です。当日ご希望の方は必ずお電話でお問合せください。
初めてのあなたとお話できますのを、楽しみにしています。





posted by いわはし みなえ at 18:04| Comment(0) | カウンセリング日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月15日

会社員の身の守り方

心理士資格を持って開業してると、心理カウンセリングが中心だと思われがちですが、実はわたしは産業カウンセリングもけっこう仕事として担っています。契約企業で人事の一部として、カウンセリングや教育、メンタル不全で休職される方のケアや復職支援など。キャリアコンサルタントでもあるので職業人生についてのプランを立てたり、定年退職後のワークライフを提案したり・・なんてこともあります。
普段ブログなどは家族関係やアダルトチルドレン系のことを書いてるので意外に思われることも多々ありますが、むしろ産業カウンセリングけっこう得意かなぁっていつも思います(カウンセリング契約をご検討の企業様、ぜひご連絡ください。EAPより格安で、更に人事の一部となって動けますので大変好評いただいております…なんてちょっとアピールしたりして…笑)

そんなことを全く知らずに、会社員としてどうにもこうにも八方塞がりのストレスを抱えて…例えばパワハラ、セクハラ、過酷な労働条件、過労、急な異動、社内の人間関係などで心を痛めて、偶然わたしのカウンセリングに来られる方が毎年5名前後いらっしゃいます。で、わたしはけっこう得意分野なので、ストレスフルなお気持ち聴くだけではなく、具体的対策案などお知らせしたり、人によっては休職手続きの有利な交渉法をお教えしたり、転職をアドバイスしたり、転職エージェント紹介しちゃったりすることもあります。
こうなると完全にカウンセラーの業務枠からは外れてるわけですが、まぁ得意なんでついつい口出ししちゃうんですけど…そうこうしていていつも思うのは、案外にみなさんご自身の身の守り方を知らないんですよね。

働き過ぎて、会社の人間関係が辛すぎて、ハラスメントを受けていて、鬱っぽくなって、身体もだるくて会社に行くのが嫌で、いっそ会社を辞めてしまおうかと思う…必死て転職探しながらカウンセリングに来られる方もいます。
でもちょっと待ってください。辞める前にやれること、もしかするともう少しあるかもしれません。

わたしが企業から契約をいただいてカウンセリング業をしている場合は、クライエントさんのご意見や許可をいただきながら企業にも介入して、クライエントさんが退職せずにベストな方法をみんなで探すことができますが、個人で悩んでカウンセリングに来られる方の企業には介入できません。そのためわたしは後方支援に回ってクライエントさんご自身で企業と交渉できるようアドバイスさせていただいてます。それで辞めずに済んで、再び快適に仕事ができるようになるケースも多いものですから、これって企業がもう少し相談業務をちゃんと設けて、しっかり社員さんのフォローをするようになったら、もっと離職率は下がるんじゃないのかなぁといつも思います。
話をお聴きして、そもそもクライエントさんの職業人生のなかで、転職が必要な人だとわかれば転職も視野に入れて応援します。でもどうせ転職するなら、もっと前向きで時間的余裕もあって、夢と希望をもって転職していただきたいです。ですから、今の在籍している会社での、会社員としてのご自身の身の守り方をしっかり理解して活用していただきたいのがわたしの本音です。辞めるのも問題解決のひとつではありますが、辞めずに問題解決するばかりでなく、今までより豊かな職業人生を展開できた人を大勢みてきましたから、ほんとにもったいないんですよね。

かくいうわたしは、もう長いことフリーランスで契約次第の働き方を続けて、その後カウンセラーとして独立開業してますから、まったく会社員とは無縁のライフスタイルではありますが…^^;
だからこそ会社員であるメリットを最大限生かして、ご自身の身を守り、再び快適に働ける環境を手に入れていただきたいです。わからなければお教えします。そんなカウンセリングのご利用方法もあるのです。

「うちはブラック企業」と嘆く前に、やれること探しましょ。お手伝いします。
そして豊かな職業人生を送っていただきたいと願っています。
ちょうど3月、4月から異動になったり、部下を持ったりする方もいるでしょう。そこで辛くなったりしたら、ひとまずご相談ください。初回40分の無料電話カウンセリングをご用意しております。初めてのあなたとお話しできますのを楽しみにしていますね。
posted by いわはし みなえ at 16:47| Comment(0) | カウンセリング日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月08日

人生の逆算

もう3月です。2017年も四分の一終わってしまう…と思うとちょっと焦ります^^;
前回時間を止めたい人達について書かせていただきました。その後自分の中でも、時間を止めたいことが悪いことなんだろうか、そもそも時間を止めていたらどうなっちゃうんだろうか…など哲学的なことを考えてみたので、続きを書いてみたいと思います。

時間を止めて臭いものに蓋をしてみないで過ごすことが、わたしは「もったいない」と感じているのですが、どうやら時間を止めたい人達にとっては「もったいない」は無いようです。それよりも現実を直視することや前に進むことのほうが嫌なので、それで現実的に年老いて何も手にしなくても「仕方ない」で終わってしまうようです。
時間を止めたいクライエントさんたちをみていて、そのことが明確になりました。
それで「仕方なかった」人生で後悔しながらも、言い訳をしたり周囲のせいにしたりして一生を過ごすことになっても、それは「本人がそうしたくてしてること(たとえ言葉の上で変わりたいと言っても)」なんですよね。言葉でどれだけ嘆いても、変わりたいと言っても、その言葉は本心ではないのです。いえ、本心で変わりたいと思っていたとしても、それ以上に「変わりたくない」が勝っているのかもしれません。

本人の心の中の優先順位が不明確なので、聞き役のわたしは惑わされます。言葉では「変わりたい」「人生を変えたい」「結婚したい」「事業を興したい」「痩せたい」と言っても出来ないのは、それよりもっと「変わりたくない」が勝っているからなんだと思うんです。別に嘘をついてるわけではないんですよね。でも本当は変わりたくないほうが大きいから変えられない…ただそれだけのことなんだとわかりました。

「変わりたくない」をわたし的に変換すると「怖い」「リスクがある」「今が居心地が良い」「時間を奪われる」「努力したくない」「辛い」・・・・などなど、変われないそれなりの理由があるようです。つまり自分の感情を優先して行動を起こせないわけです。
例えば「ダイエットして痩せたい」と言い続けても痩せられない人は、痩せる気がないのではなく、その時々の「食べたい」感情に翻弄されてしまうわけです。自分にいろいろな言い訳をして、痩せることより食べたい感情を優先してしまうので、結果的には痩せられません。なので痩せない自分を嘆いたり、自責したり、季節やイベントのせいにしたりしますが、それは全て「痩せる」ことより「食べたい気持ち」を優先した結果です。
それで必ず言うのです「いつか必ず痩せる・・・」と。

その「いつか」って、いつ訪れるんでしょう?
時を止めたい人達は、自分の目標の時間枠が薄いので、目標達成の期限を決められません。
なんとなくぼんやり目標があるだけで、具体的な計画はなにも持ちません。
それで「痩せたい痩せたい」と呟いて、さも痩せる気があるように見せるのですが、そこに決意はありません。ただ「痩せたい願望」があるのです。願うだけではかなわないことは、以前にも申しましたが、時を止めたい人達のタチが悪いところは、気まぐれでそこそこ努力したりすることもあるのです。ダイエットなら何日かはカロリー計算をしてみたり、りんごばかり食べてみたり、1日だけファスティングしたりするのです。しかし感情に翻弄されて、いろいろな言い訳(例えば「今日だけ」「すこしだけ」など)をして食べることを自分に許してしまいます。決意がないので済し崩し的にりバウントに向かってしまいます。期限がないからダイエットの再開も腰が重くなり悪循環です。

そうこうしているうちに、ダイエットできない自分が嫌になってしまいます。
それってとても、やっぱり「もったいないなぁ」って、わたしは思うんです。

何かを成し遂げたい時は、決意をして期限を決めること。その期限から逆算してTODOを決めること。
なかなか人生が思うように進まない方々に決意と期限を決めて、逆算したタイムスケジュールを作ってもらうと、みなさんひどく驚かれます。感覚で思っていたよりもずっと早く行動しなくてはならないことや、日々のTODOが明確になることで取り組む真剣度が上がるからです。
決意して期限を決めると、逃げ場がなくなります(逃げようとするときは、カウンセリングでしっかり逃げ道を塞ぎます)今まで避けてきたことと対峙しなくてはならなくなります。そこで乗り越えて初めて、時間を止めたい人達は時間を進めた体験をして、自分に自信を持ちます。
よく「自信がない」というのもお聞きしますが、自信ってコンビニで買えません。人からもらうこともできません。自分が乗り越えて付けるものです。身体の筋肉みたいです。だから時間を止めていては自信は付きません。

最近、充実した人生を過ごしている人は、無意識に「人生を逆算」してるんだなぁと感じています。
目標を立てるのも決意するのも本当に何気なく思いついたように、そしてそれを逆算して行動を決めています。言い訳をしません。だけど柔軟に計画を変更することもできます。

ただ流される人生も悪くはないかもしれません。それなりに楽しいのかもしれません。そうゆう人生を否定したいのではありません。
ただ、カウンセリングに訪れる方に(少なくとも、わざわざわたしのようなカウンセラーを選んでくる方に)流される人生で良いと思ってる人は少ないと思います。何かを変えたくて、自分の人生をより充実させたくて、生き方を豊かにしたくてわたしの前に現れた方々だと信じて、わたしも全力で逃げ道を塞ぎます。だからわたしは優しくないカウンセラーだなぁとも思いますが…^^;

人生の逆算、上手にできないときはお手伝いします。一緒に考えましょう。そして豊かな人生を手に入れましょう。

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当ルームを初めてご利用になる方の初回無料電話カウンセリング(40分間、通話料も無料)再開しました。ご予約状況によっては当日予約も可能です。当日ご希望の方は必ずお電話でお問合せください。
初めてのあなたとお話できますのを、楽しみにしています。
posted by いわはし みなえ at 15:01| Comment(0) | カウンセリング日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする